今、サブスクリプションというビジネスモデルが流行しており、私達の身の回りでも頻繁に目にする事が多くなってきています。ここでは、ティムCEOが投資家向け収支報告書でiPhoneをサブスクリプションを検討している事を示唆している事がわかった。サブスクリプションとは?・そしてiPhoneに対応した場合にどうなるかを予測して行きます。
サブスクリプションとは?
そもそもは「定期購読」という意味合いで始まったビジネスモデルである。商品やサービスを毎回購入し使用するのではなく、一定期間商品やサービスを利用できる権利。簡単に言えば「定額制サービス」である。
最近では車メーカーのTOYOTAもサブスクリプションモデルで車をリース出来るサービスをスタートし話題を呼んでいる。車は買う時代から借りる時代へ切り替わっていくと予想し始まったサービスである。
もちろんAppleでもサブスクリプションモデルは存在している「AppleMusic」「Apple Arcade」「Apple TV+」など日本でも始まっているサービスは多い。
国内で使えるサブスクリプションモデル(ApplivHPより)
iPhone本体がサブスクリプションになったら
ユーザー
今までのiPhoneユーザーはAppleストアや各携帯キャリアで分割契約を行い年間契約に縛られiPhoneを購入していた(2019年10月から法改正により縛りが緩和)製品を購入する概念が無くなりiPhoneはリース化し、一定の期間使い放題になる。契約により異なるとは思うが、1年毎に最新iPhoneに取り替えが可能なプランや2年毎で最新iPhoneへ機種変更なんて事もあるだろう。
そうなれば、携帯キャリアへ行きわざわざ10万以上するiPhone本体を購入する必要がないのである。1年後、2年後に最新iPhoneが自宅に送られてきて、自身で本体交換をするだけ。実に素晴らしいサービスである。
Apple
言うまでもなく、Appleには毎月安定した収入が入ってくる事になる。今まではiPhoneを作りそれを販売した利益を計上したきた、iPhoneを1台販売した際のAppleの利益はどのくらいか分からないが、ユーザーが定額でお金を払い続ける限り安定した利益がもたらされる事になる。もちろんそれを継続してもらう為に、Appleが定期ユーザーに対しての付加価値を提供する事だろう。修理交換サービスやAppleWatchとセットなら月々の料金を割引するサービス等も面白い。「iPhone+AppleWatch」「iPhone+MacBook」など様々なApple製品とサブスクリプションモデルを作る事も可能なのだ。
気になる料金は?
ここではiPhoneの本体代金から定額サービスが月々いくらになるか予測してみよう。本体価格を24回の分割にして予測して見ます。
iPhone11 64GB(74,800円) 24回払いの場合3,116円
iPhoneスタンダードサブスクリプションプラン(予測)
月々3,000円で2年毎に最新iPhoneへ機種変更可能
iPhone11Pro 512GB(144,800円) 24回払いの場合6,033円
iPhoneProサブスクリプションプラン(予測)
月々5,500円で2年毎に最新iPhoneへ機種変更可能(iCloud200GB込)
単純な計算で算出したプランだが、これをベースに考えると「+AppleWatch」「+MacBook」などより想像が出来るようになる。実現するのがすごく楽しみです。
まとめ
時代がサブスクリプションモデルに移り変ろうとしており、Appleもその時代の変化に対応するであろうと思う。日本では、年内に10店舗目となる「Appleストア」が川崎に出来るとの事で、新店と合わせ、既存店のリニューアルや移転などAppleは、日本市場にテコ入れをしてきている。
Appleの売上の9%は日本である事から、こういった展開をしているのであろう。または、今後のiPhoneやMacなどのサブスクリプションモデルの開始により、ストアでのアフターを視野に入れているのだろうか。