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【最強のディスプレイ!?】Pro Display XDRって何??

この記事はこんな人にオススメ

・高画質ディスプレイの購入を検討している人
・Appleの新製品に興味がある人
・AppleのPro Display XDRって何?という人
・Pro Display XDRの購入を検討している人

皆さんは、パソコンのモニターは何を使用していますか?最近はとても高画質なディスプレイもたくさん登場し、どのディスプレイを使用するか迷ってしまいますよね。その中で、Appleが新しく発売したディスプレイ「Pro Display XDR」について、今回はまとめていきたいと思います。

Pro Display XDRとは?

どこから見ても、見た事ない。

史上初の32インチRetina 6Kディスプレイ。最大1,600ニトの輝度。驚異的な1,000,000:1のコントラスト比と超広視野角。卓越した正確さで映し出される10億以上の色。そして、プロのワークフローを一変させるダイナミックレンジ。世界最高のプロ向けディスプレイ、Apple Pro Display XDRの登場です。

Apple公式ページより引用

Appleは、2019年6月3日に行われた世界開発者会議”WWDC 2019(Worldwide Developers Conference)”で、Appleが発売するディスプレイ「Pro Display XDR」を発表しました。史上初の、32インチRetina 6Kディスプレイを搭載し、久しぶりとなるAppleブランドのディスプレイということで、世界中が注目していました。Apple公式ページには2019年秋に登場と書いてありましたがしばらく発売はされず、2019年12月11日(水)に発売されました。

 

驚異の性能!? 色の”正確さ”

解像度6,016×3,384の32インチ6K Retinaディスプレイ、9mmのベゼル幅、持続輝度は1,000ニト(ピーク時は最大1,600ニト)の輝度となっていて、1,000,000:1のコントラスト比と広視野角と、驚異的な性能を持っています。DCI-P3の公色域、10ビットカラー(10億色)に対応していて、リファレンスモードとTrue Toneにも対応しています。

Appleによると、標準的なディスプレイはおおよそ350ニトの持続輝度で、プロ向けのディスプレイにはこれを超えるものもありますが、そのほとんどが短時間しか持続することができないといいます。Pro Display XDRが作る明るさは業界トップレベルで、画面を暗くすることなく極限の明るさを維持できるようです。

また、10ビットカラーに対応することで、極限の正確さで10億色の色を生み出すことができます。これによって、限りなく質の高い色を確実に得られるようにします。

 

ディスプレイとスタンドは取り外し可能&別売り!?そしてそれぞれの価格は…?

細かく言うとPro Display XDRは、2つの部分で構成されています。ディスプレイ部分を”Pro Display XDR”と言い、スタンド部分は”Pro Stand”と言います。そして、この2つはなんと別売りという衝撃的な事実!!!

また、Pro Display XDRの液晶ガラスには種類があり、“標準ガラス”“Nano-textureガラス”の2種類から選べます。Nano-textureガラスの方が価格が高くなります。
AppleによるとNano-textureガラスは、”コントラストを保ちながら光を散乱させて映り込みを最小限に抑えられる、美しい画質のガラス”としています。

価格は以下の通りです。まさに、”Pro”向けな価格ですね。

Pro Display XDR
標準ガラス 529,800円(税別)
Nano-textureガラス 599,800円(税別)
Pro Stand
106,800円(税別)

 

また、一般的なディスプレイマウントに装着するときに使う、VESAマウントアダプターもあります。こちらもPro Stand同様に、別売りで21,800円(税別)です。

 

ディスプレイを回転させ縦画面使用も可能

通常のディスプレイと違う点として、横画面にも縦画面にもできるという点があります。このれは、ディスプレイとスタンドがそれぞれ独立しているからこそ、できる技ですね。写真のように、プログラムのコードの全貌を確認したいときなど、活躍しそうです。

 

Pro Standは高さ・角度調節可能

Pro Standは、好みに合わせて高さを調節することができます。中心地点から上下にそれぞれ60mmずつ可能で、合計120mmの調節が可能です。これによって、高さが合わなくて疲れてしまうということも軽減できます。

ディスプレイの傾きは、-5°から+25°まで調節可能です。

 

ディスプレイ背面は冷却機能を意識した格子柄デザイン

金属よりも空気を。

アルミニウムに機械加工された格子模様は、利点がたくさん。空気に触れる表面積が2倍以上になり、さらなる空気の流れを促して、放熱板の役割を果たします。これによりすばやく静かに冷却でき、Pro Display XDRが圧倒的なレベルの輝度を無限に維持できるようになりました。冷たい空気を取り込み、システムから熱い空気を排出する吸気と排気も、この模様を通じて行われます。同時に、熱い空気が再び取り込まれるのも抑制できます。

Apple公式ページより引用

高画質&高輝度になった分、ディスプレイの明るさによって熱が発生することになるので、排熱することがとても重要になってきます。Pro Display XDRはこのディスプレイの冷却機能を意識した、まるで”チーズおろし器”のような格子柄デザインとなっています。

ポートに関しては、Thunderbolt 3(USB-C)ポートが1つ、USB-Cポートが3つのみとなっていて、余計なものは一切排除されたような印象を受けます。

 

画面を拭く際は付属のクリーナー以外使ってはいけない!?

Pro Display XDRは、標準ガラスとNano-textureガラスの2種類のガラスから選択できますが、Appleが公開したPro Display XDRのサポートページには次のような記載があります。

Nano-textureガラスのお手入れ

ディスプレイに付属のポリッシングクロスを必ず乾いた状態で使い、画面の埃や汚れを拭き取ってください。nano-texture ガラスをお手入れする際は、水で濡らしたり、ほかの液体を使ったりしないでください。

nano-texture ガラスのお手入れには、付属のクロス以外は使わないでください。付属のポリッシングクロスを紛失した場合は、Apple にお問い合わせの上、交換用のポリッシングクロスをご注文ください。

Apple公式Pro Display XDRサポートページより引用

 

標準ガラスのお手入れ

・ディスプレイに付属のポリッシングクロスか、清潔で乾いたマイクロファイバー製のクロスを使い、画面の埃や汚れを拭き取ってください。

・標準的なガラスをさらにお手入れする前に、まずディスプレイを電源から外してください。クロスを少量の水で湿らせて、画面を拭きます。

画面のお手入れには、アセトン含有の洗剤は使わないでください。画面に直接クリーナーを吹き付けないでください。ディスプレイ内部に浸み込むと、障害の原因になる恐れがあります。

Apple公式Pro Display XDRサポートページより引用

Nano-textureガラスをお手入れする際は、付属のクロスのみ使用とのことで、紛失した際はAppleに問い合わせて購入してくださいとのことです。とても高性能な分、とても繊細なのかもしれません。標準ガラスも付属のクロスが推奨にはなっていますが、清潔で乾いたマイクロファイバー製のクロスであればOKとの記載があるので、絶対にということではないようです。

 

Pro Display XDRの主な仕様

性能やシステム

♦Retina 6Kディスプレイ

 

♦酸化物TFTテクノロジー搭載32インチ(対角)IPS LCDディスプレイ

  • 解像度:6,016 × 3,384ピクセル(2,040万ピクセル) , 218ppi
  • アスペクト比:16 : 9

 

♦XDR(Extreme Dynamic Range)

  • 輝度:1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度
  • コントラスト比:1,000,000 : 1
  • カラー:P3広域色、10ビット深度(10億7,300万色)
  • SDR輝度:500ニト
  • 視野角:超広角(高忠実度カラーとコントラスト、左右各89°、上下各89°)フルラミネーション、1.65%の反射角(標準)

 

♦テクノロジー

  • 576分割直下型ローカルディミングゾーンを採用した2Dバックライトシステム
  • 2,040万のLCDピクセルとバックライト内の576個のLEDの高速モジュレーションを正確に制御してシームレスに同期させる、Appleが開発したタイミングコントローラ(TCON)チップ
  • デュアル環境光センサー(ALS)設計を採用したTrue Toneテクノロジーにより、あらゆる環境光条件下で色を正確に表示

 

♦リフレッシュレート

  • 47.95Hz
  • 48.00Hz
  • 50.00Hz
  • 59.94Hz
  • 60.00Hz

 

♦リファレンスモード

利用可能なリファレンスモード:

  • Pro Display XDR(P3-1,600ニト)
  • Apple製ディスプレイ(P3-500ニト)
  • HDRビデオ(P3-ST 2084)
  • HDTVビデオ(BT.709-BT.1886)
  • NTSCビデオ(BT.601 SMPTE-C)
  • PALおよびSECAMビデオ(BT.601 EBU)
  • デジタルシネマ(P3-DCI)
  • デジタルシネマ(P3-D65)
  • デザインとプリント(P3-D50)
  • 写真(P3-D65)
  • インターネットとウェブ(sRGB)

 

♦ソフトウェア機能

以下の機能を使用するには、macOS Catalina 10.15.2以降が必要です。

  • リファレンスモードの選択
  • リファレンスのステータスインジケータ
  • 輝度のコントロール
  • 縦向き/横向きの検知
  • Night Shift
  • True Tone
  • Dolby Vision、HDR10、HLG(ハイブリッドログガンマ)の再生のサポート
  • ユーザー作成のリファレンスモード(この機能はまもなく利用できるようになります)
  • ユーザーによるキャリブレーション(この機能はまもなく利用できるようになります)

 

サイズと重量

♦Pro Display XDRのサイズと重量

  • 幅:71.8cm
  • 高さ:41.2cm
  • 厚さ2.7cm
  • 重量:7.48kg ※重量は構成と製造工程によって異なる

 

♦Pro Standのサイズと重量

  • 幅:18.0cm
  • 奥行き:23.6cm
  • 高さ(アーム:0°、傾き:0°):43.3cm
  • 高さ(アーム:45°、傾き:25°):49.7cm
  • 重量:4.3kg ※重量は構成と製造工程によって異なる

 

♦合計(Pro Display XDR + Pro Stand)のサイズと重量

  • 奥行き(傾き:25°):27.8cm
  • 重量:11.78kg ※重量は構成と製造工程によって異なる

【ディスプレイ横向きの場合】

  • 幅:71.8 cm
  • 最高位置での高さ:65.3 cm
  • 最低位置での高さ:53.3 cm

【ディスプレイ縦向きの場合】

  • 幅:41.2 cm
  • 最高位置での高さ:80.6 cm

 

♦VESAマウントアダプタのサイズと重量

  • 幅:11.9 cm
  • 高さ:11.9 cm
  • 厚さ:1.83 cm
  • 重量:0.28 kg ※重量は構成と製造工程によって異なる

 

♦互換性

Pro Display XDRは、macOS Catalina 10.15.2以降を搭載したMacの以下のモデルに対応しています。

  • MPX Module GPUを搭載したMac Pro(2019)
  • 15インチMacBook Pro(2018以降)
  • 16インチMacBook Pro(2019)
  • 21.5インチiMac(2019)
  • 27インチiMac(2019)
  • Blackmagic eGPUまたはBlackmagic eGPU Proと組み合わせた、Thunderbolt 3ポートを搭載するMacのすべてのモデル

 

♦電力条件と動作環境

  • 電源電圧:100〜240V AC
  • 電源周波数:50Hz〜60Hz(単相)
  • 動作時温度:10°〜35°C
  • 相対湿度:5%〜95%(結露しないこと)
  • 最大動作高度:5,000mまでテスト済み

同梱物

Pro Display XDRには、以下のものが同梱されています。

  • Pro Display XDR
  • 電源コード(2m) ※画像は米国仕様
  • Apple Thunderbolt 3 Proケーブル(2m)
  • ポリッシングクロス

 

※ Apple公式ページを参照

 

まとめ

今回は、Appleから新しく発売されたPro Display XDRについて、まとめてみました。ザ・プロ向けな価格にはなっていますが、それに見合う性能を持っています。普段使いで使用するというよりは、仕事向けで使用するといったイメージが強いですね。筆者も機会があれば使ってみたいものです。

画像引用元:Apple公式ページ