プロユーザー向けに発売された「Mac Pro」は、もう1つの姿を持っているのをご存知ですか?実は、「ラックマウント型」といって、性能は変わらず形だけ違うモデルが存在するのです。今回は、そちらについてまとめていきます。
・Mac Proについて知りたい人
・プロ向けデスクトップPCを探している人
・Mac Proの「ラックマウント型」って何?という人
Mac Proとは?
そもそもMac Proとは、Appleが発売するプロ向け性能のデスクトップ型パソコンのことです。 以下の画像は、Mac Proの中でも「タワー型」と呼ばれるものです。

2019年6月3日に行われた世界開発者会議”WWDC 2019(Worldwide Developers Conference)”でその存在が発表されました。2019年秋登場とホームページに記載がありましたがしばらく発売はされず、2019年12月11日(水)に発売されました。エンジニアやデザイナーなど、様々なジャンルのプロユーザーがMac Proを導入しています。
Mac Proの独特のデザインについてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひ見てみてください。

ラックマウント型のMac Pro
そして、タワー型のMac Proが発売から「今後登場」という形でのみ表示されていた「ラックマウント型」のMac Proも、ついに発売が開始されました。

タワー型のMac Proと比べ、足が付いているのではなく、ステンレススチールのスライドレールが付属しており、こちらは工具を使わずに取り付けられるとAppleはいいます。
作業スペースによって、置いて使用するよりラックに入れ込んでしまった方がスッキリする人は、こちらの方が向いているかもしれませんね。性能はタワー型と全く変わりませんが、ユーザーの作業空間によって形を選べるのは、さすが「Pro」の名を持ったMacといった感じの印象です。
気になるお値段は…?
タワー型のMac Proは599,800円(税別)〜です。それに対しラックマウント型のMac Proは649,800円(税別)〜と、5万円高く設定されています。さらに、最上位スペック(プリインストールソフトウェアを除く)だと5,878,600円(税別)に上がります。600万円のパソコンとか凄すぎですよね。
最上位スペック(2020年1月21日(火)時点)の詳細は以下のとおりです。
Mac Pro本体 ラックマウント型 |
649,800円(税別) |
2.5GHz 28コアIntel Xeon Wプロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.4GHz) |
+770,000円(税別) |
1.5TB(12x128GB)DDR4 ECCメモリ |
+2,750,000円(税別) |
Radeon Pro Vega II Duo x 2(各2 x 32GB HBM2メモリ搭載) |
+1,188,000円(税別) |
8TB SSDストレージ |
286,000円(税別) |
Apple Afterburnerカード |
+220,000円(税別) |
Magic Mouse 2 + Magic Trackpad 2 |
+14,800円(税別) |
なぜ、「2020年1月21日(火)時点」かというと、Mac Proには、まだ登場していないパーツが存在するからです。

グラフィックの項目の下に、まもなく登場「Radeon Pro W5700X(16GB GDDR6メモリ搭載)」「Radeon Pro W5700X ×2(各16GB GDDR6メモリ搭載)」と2つの記載があります。このカスタマイズをすることで、どの程度金額が変わるかはまだ不明ですが、性能も含め楽しみなところです。
まとめ
今回は、ラックマウント型のMac Proについてまとめてみました。様々なユーザーに対応できるよう、2タイプの形を持ったMacを発売するのは、さすがAppleといった印象です。機会があれば、購入してぜひ使ってみたいですが、スペックを上げるならお財布との相談になりそうです…笑
画像引用元:Apple公式ページ