2015年4月24日に初代Apple Watchが発売されて以降、様々な進化を遂げてきたApple Watch。2019年9月20日に発売された最新モデル「Apple Watch Series 5」は、初めて常時ディスプレイを搭載しました。それまでは、時計を見ていない時は自動消灯していたApple Watchと比べ、やっと「腕時計」らしく進化したモデルとなります。
Apple Watchは、ここ数年の傾向だと1年ごとに毎年発売されており、2020年モデルとしては「Apple Watch Series 6(仮称)」が発売されるのではないかと予想されています。2020年に入り、調べてみると様々な噂が出てきているので、今回は「Apple Watch Series 6(以下、Series 6)」について、現時点で出ている噂をまとめてみたいと思います!
・新型Apple Watchが気になっている人
・今のApple Watchの買い替えを検討している人
Contents
バッテリー時間の向上

Apple Watchのバッテリー駆動時間の問題は、初代の頃からずっと言われてきました。せっかく良い性能や機能があっても、バッテリーが無くなってしまっては、Apple Watchはただのアクセサリーとなってしまいます。Series 6では、このバッテリーの時間が向上するのではないかと言われています。後ほどご紹介しますが、新しいディスプレイの搭載も相まって、バッテリーがより長く持つようです。
筆者は現在Apple Watch Series 4を使用していて、現状毎晩充電をしています。「毎日充電をしなくてはいけない腕時計」と考えると、やはりどこか不便さを感じてしまう時もあったりします。
また、Apple Watchのバッテリー時間が良くなることでのメリットは多いです。
- 1日中付けていられることで、健康管理や睡眠計測などが容易に
- 充電回数の減少により、2、3年など長期で使用する際のバッテリー劣化を軽減
- モバイルバッテリーなどを持ち歩かなくて良くなるので、荷物が減る
これらの他にも、使う人の状況によって様々なメリットがあるので、ぜひバッテリー持ちは良くなって欲しいものです。
新しいディスプレイの搭載

これまでApple Watchは、「OLED(有機EL)ディスプレイ」を使用していましたが、2020年に発売されるとされるSeries 6では、「マイクロLEDディスプレイ」が搭載されると言われています。
マイクロLEDとは、ディスプレイにマイクロサイズのLEDをビッシリと敷き詰めて、そのひとつひとつが赤、青、緑に発光する仕組みを埋め込んだLEDのことです。通常の液晶パネルと比べ明るく、画質が高く、消費電力が少ないのが特徴です。
※マイクロLEDディスプレイのイメージ
有機ELディスプレイもほぼ同じような仕組みを取っているのですが、マイクロLEDディスプレイとの違いはしっかりとあります。それは「有機物」を使っているかどうかという点です。
有機ELディスプレイはその名の通り、素材に有機物を使用しているので、使い方によっては、画面の焼き付きなどの劣化現象が起きる可能性があります。これに対してマイクロLEDは、無機物を使用することでその劣化が起こりにくいので、安心して使うことができます。しかも、有機ELディスプレイより薄型化が可能という、なんとも素晴らしい特性も持っています。
マイクロLEDディスプレイを搭載することで消費電力を抑え、より高画質で今以上に長くApple Watchを使えるようになったら嬉しいですね。
耐水性能の向上

Apple Watch Series 2以降は、ISO規格 22810:2010 に基づく水深50メートルの耐水性能が備わっています。泳ぎながらの使用など、ある程度の耐水性能がある訳ですが、今以上に耐水性能が向上するのではないかと言われています。スキューバダイビングなどにも使用できるようになれば、Apple Watchの使い方の幅がさらに広がりそうですね!
* Apple Watch Series 1 および Apple Watch (第 1 世代) には、IEC 規格 60529 に基づく IPX7 等級の耐水性能があります。Apple Watch Series 2 以降には、ISO 規格 22810:2010 に基づく水深 50 m の耐水性能があります。クラシックバックル、レザーループ、モダンバックル、ミラネーゼ、リンクブレスレットの各バンドは耐水性ではありません。
Apple公式ページより引用
血糖値と睡眠の測定機能に対応

心拍数の計測や運動量の管理など、健康に関する様々な情報を記録できるApple Watchですが、そこに新しく血糖値と睡眠の計測が追加されると見られています。Apple Watchを付けているだけで、手軽に血糖値などの健康管理ができるのは非常に便利ですよね。
特に睡眠の計測は筆者も行っています。現在は有料のアプリなどをインストールしないと、全ての機能を使用できなかったりするので、Apple Watchに備わっているヘルスケアの範囲で計測が可能になってくれたら、嬉しい限りです。
プロセッサの進化による処理性能の向上

Apple Watch Series 4からSeries 5になった時は、目立った処理性能の大きな向上はありませんでしたが、Series 6では大きく向上すると言われています。Series 4を使っている筆者的には、処理速度が遅いと感じたことはありませんが、速くなることでのデメリットは無いので楽しみなところです。
ですが正直に言うと、個人的には処理速度よりも、プロセッサが進化することによるバッテリー効率の向上を期待したいところです。
本体デザインは変わらない

Series 4から、40mmと44mmというサイズにリニューアルされたApple Watchですが、Series 6もそのデザインは変わらないという予想が多いみたいです。
しかし、あくまで予想ですが、もしディスプレイがマイクロLEDに変更された場合はディスプレイが薄型化されることで、本体も薄型化される可能性はあるかもしれません。
5G通信に対応の可能性

2020年といえば、「5G」通信が実用化されると言われていますね。通信速度は、現在の「4G」と比較して約20倍も速いとも言われています。
iPhoneも、2020年発売のモデルは5G通信に対応すると言われているので、それに合わせてApple Watchも対応になる可能性は高いかもしれません。iPhoneを持ち歩かず、Apple Watch単体で可能なことが増えれば、現在よりApple Watchのセルラーモデルの需要が高まりそうですね!
Apple Watch Series 6の発売日はいつ?

では、Series 6の発売日はいつになるのでしょうか?筆者の予想としては、「2020年秋のiPhoneと同じ発売日」となると予想しています。
この記事を書くにあたり、過去の「Apple Watchの発売日」と、「iPhoneの発売日(Apple Watch発売以降)」を、時系列順にまとめてみました。
Apple Watch | iPhone |
初代 | ー |
2015年4月24日(金) | ー |
ー | 6s/6s Plus |
ー | 2015年9月25日(金) |
ー | SE |
ー | 2016年3月31日(木) |
Series 1/Series 2 | 7/7 Plus |
2016年9月16日(金) | 2016年9月16日(金) |
Series 3 | 8 |
2017年9月22日(金) | 2017年9月22日(金) |
ー | X |
ー | 2017年11月3日(金) |
Series 4 | XS/XS Max |
2018年9月21日(金) | 2018年9月21日(金) |
ー | XR |
ー | 2018年10月26日(土) |
Series 5 | 11/11Pro/11Pro Max |
2019年9月20日(金) | 2019年9月20日(金) |
こうしてみると、iPhoneは基本的に「9月の第3週の金曜日」に発売されていることが多いのが分かります。Apple Watchは初代を除き、「その年のiPhoneの発売日と同じ日」に発売されているので、今年も同じになる可能性が高いと思われます。
具体的に言うと、2020年9月7日(月)〜10日(木)頃に発表され、2020年9月18日(金)が、Apple Watch Series 6の発売日になると予想します。
しかし、今年はiPhoneが春と秋に2回発売されるなんて噂や、コロナウィルスで発売が遅れるなんて噂もありますので、例年と違ってくる可能性は高いかもしれません。あくまで個人的な予想なので、ご注意ください。

まとめ
今出ている噂を簡単にまとめると、以下の通りです。
- バッテリー時間の向上
- ディスプレイが有機ELからマイクロLEDに
- スキューバダイビングが可能なほどの耐水性能に強化
- 処理性能の向上
- 本体デザインの大きな変更は無し
- 5G通信対応で通信が超高速化
今回は、2020年に発売されるとされている「Apple Watch Series 6」の噂について、まとめてみました。筆者自身も今年はApple Watchの買い替えを検討していますので、とても楽しみなところです。情報が増え次第、更新したいと思います。
画像引用元:Apple公式ページ