iPadOSになってから、マウスが接続できるようになったりと、使い方の幅が大きく広がったiPad。様々な使い方ができるiPadですが、こんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
♠「iPadってiPhoneの大きいやつでしょ?」
♣「動画視聴とかに使う?スマホとかiPhoneで良くない?」
♥「仕事とかで使うイメージ。普段使いではいらないよね。」
♦「iPadってパソコンでもなくて中途半端だし、そもそも何ができるの?」
分かります。筆者も昔はそうでした。ですが、そんな方々に、筆者はブラジルに届くほど声を大にして言いたい。
そんなの、もったいなさすぎるよ!!!と。
iPadは、使い方次第でどんな姿にも化けます。今回は、iPadを5年ほど使用&計4台購入し、様々な方法で使いまくっている筆者が、iPhoneとiPadをセットで使うことでのメリットや、iPadでできることを徹底解説していきたいと思います。
・iPadの購入を検討している人
・iPadって結局なにができるの?と疑問に思っている人
・iPhoneとの2台持ちを検討中の人
Contents
iPadでできることって?
iPadでできることですが、基本的にはiPhoneとほぼ同じです。しかし、だからと言って「じゃあ、iPhone持っていればiPadいらないじゃん。」というのは違います。画面が大きいことにより、iPhone単体で持つよりも、2台持ちした方が、できることの幅がとても広がります。
なんと言っても大画面での快適操作!

iPadの最大の魅力と言えば、その画面の大きさです。iPhoneで普段行っていることを、iPadに変えるだけで、その快適さに驚くはずです。例えば、
- 小説や漫画、雑誌などの電子書籍をiPadで読む
- 大画面で動画や映画を視聴する
- インターネットでの調べ物も、大画面なので情報量が多いのと、たくさんスクロールしなくても済む
- FaceTimeなどのビデオ通話を大画面で楽しめる
など、たくさんのメリットがあります。
しかし、これを読んでいるそこのあなたは、こう思ったと思います。
「そこに挙げた4つ、全部iPhoneでできるよね?」と。
確かにそれは間違ってはいません。しかし大前提として、筆者が考えるiPadの定義とは、
「iPhoneでも行えることを超快適にしてくれるもの」です。
確かに、上記の4つであればiPhoneのみでもできます。しかし、1度それらをiPadで行う快適さを知ってしまうと、もうiPad無しの生活には戻れなくなるくらい、快適になります。
筆者も昔はiPad否定派でしたが、現在はこんな記事を書くほどなので、間違いないです。
1画面で2つのアプリを!「Slide Over」と「Split View」

iPadにしかできない機能の1つとして、「Slide Over」と「Split View」の2つがあります。ざっくり説明すると画面上にアプリを2つ表示するマルチタスク機能のことで、よく似たような機能ではありますが、少し違いがあります。
Slide Over
Slide Overとは、iPadで今開いているアプリの上に、重ねるような形でアプリをもう1つ表示し、操作することができる機能です。筆者がよく使う場面としては、「ガッツリ画面を分割して、2つの作業を同時に進めるほどではないけど、ちょっと他のアプリを確認したい」という時に使うことが多いです。例えば、何か作業を行っているときに、ちょっとカレンダーで予定を確認したい、など。以下は、Apple公式ページから引用したSlide Overのやり方です。
Slide OverでAppを開く

Slide Overを使えば、今開いているAppの前に2つ目のAppを滑り込ませて使えます。Split Viewにしている場合は、2つのAppの上にさらに別のAppを開いて使えます。
Slide Overを使うには、以下の手順を実行してください。
1. Appを開きます。
2. 画面の下部から上にスワイプして、Dockを開きます。
3. Dockで、開きたい2つ目のAppを長押しして、画面にドラッグします。
Split ViewでSlide Overを使えます。
Split Viewで2つのAppを操作しているときに、Slide Overで3つ目のAppを開くには、画面の下部から上にスワイプしてDockを開きます。次に、App の分割線の上にその App をドラッグします。
・Slide Overで開いているAppを移動するには、「ー(画面下部の1本線)」を長押ししてから、画面の左右いずれかの端にドラッグします。
・Slide Overで開いている App を画面の外に移動しておいて、必要な時にスライドで戻すこともできます。「ー(画面下部の1本線)」に指を置き、App を右にドラッグして画面の外に出します。後でその App が必要になったら、画面の右側から左にスワイプします。
・Slide Overで作業中に、Slide Overで複数のAppを扱うことができます。Slide Overで開いているApp間を切り替えるには、「ー(画面下部の1本線)」を左右にスワイプします。Slide Over で開いている App を閉じるには、「ー(画面下部の1本線)」を上にスワイプして画面の中ほどで押さえたまま、開いているすべての App を表示します。閉じたい App をさらに上にスワイプします。
Slide Over は、iPad Pro、iPad (第 5 世代) 以降、iPad Air 2 以降、または iPad mini 4 以降で使えます。
引用元:Apple公式ページ
Split View
Split Viewとは、iPadの画面を2分割し、アプリを表示することで2つのアプリを同時に操作することができる機能です。例えば、
- Safariでインターネットを閲覧しながらメールの返信を行う
- YouTubeで動画を見ながら気になったお店などの情報をSafariで検索する
- メモを見ながらカレンダーに予定を入力する
など、色々な使い方ができます。画面の大きさを最大限に活かした、iPadならではの機能です。以下は、Apple公式ページから引用したSplit Viewのやり方です。
2つのAppをSplit Viewで同時に使う

Split Viewでは、2つのAppを同時に使えます。たとえば、写真を表示しながらメールを書いたり、休暇にどこに行くかSafariでアイデアを探しながら、マップで場所を調べたりすることができます。
Split Viewの使い方は以下の通りです。
1. Appを開きます。
2. 画面の下部から上にスワイプして、Dockを開きます。
3. Dockで開きたい2つ目のAppを長押しして、Dockの外側にドラッグし、そのまま画面の左右いずれかの端にドラッグします。
Split View は以下の要領で調整します。
・両方のAppで画面上のスペースを 2等分するには、Appの分割線を画面の中央までドラッグします。
・Split ViewをSlide Overにするには、App画面の上部から下にスワイプします。
・Split Viewをを閉じるには、Appの分割線を、閉じたいAppの上にドラッグします。
Split View は、iPad Pro、iPad (第 5 世代以降)、iPad Air 2 以降、または iPad mini 4 以降で使えます。
引用元:Apple公式ページ
2台持ちにより、バッテリー寿命が長くなる

スマホのバッテリーの劣化は、皆さん1度は経験したことがあると思います。バッテリーは消耗品なところが少なからずあり、そのバッテリーの劣化には様々な原因があります。そして、その中でも大きな原因が「充電回数」による劣化です。
充電を繰り返せば繰り返すほど、バッテリーの寿命はどんどん短くなってしまうものなのです。そこで、「家ではiPad、外出先ではiPhone」と使い分けることで充電回数を節約し、劣化を遅らせることができます。
また、バッテリーの寿命が長くなることでのメリットは、たくさんあります。
- バッテリーの減りの心配をしなくてもよくなる
- 頻繁に買い替えをしなくてもよくなることで、その費用が浮く(例えば、携帯会社で機種変更する際の事務手数料や、機種代金など)
- バッテリー交換の修理代が浮く
- モバイルバッテリーを持ち歩かなくてもよくなるので、荷物が減る
これら意外にも、バッテリー寿命が長くなることで、その人の使う状況によっては様々なメリットがあると思います。
データの同期が超簡単!

Apple製品を使っている方にはおなじみの「Apple ID」を、iPadと同一のものを使用することで、データの同期がiCloud経由で超簡単にできちゃいます。例えば、
- iPhoneで見ていたサイトの続きをiPadで閲覧する(その逆も可能)
- メモなど、アプリを使用して行っていた作業を続きから可能
- iPhoneで撮った写真を自動で同期し、大画面のiPadで表示や編集
- iPhoneに来た着信をiPadで受ける
など、面倒な設定を手動で行うことなく同期できるので非常に便利です。
筆者はよく「YouTube」を、iPhoneとiPadで同じGoogleアカウントを使用し、iPhoneで途中まで見た動画の続きをiPadで見たりしています。Apple IDでの同期とは少し違いますが、データの同期という点でご参考までに!
Apple Pencilが使える

iPhoneでは使えない「Apple Pencil」。絵を描いたりする人専用と思っている方が多いかもしれませんが、実はそんなことはありません。
Apple Pencilは、他のスタイラスペン(ペン先がゴムや金属のメッシュ素材などのタッチペン)と違い、画面に手を付いてもペン先のみが反応してくれるので、使っていて超快適です。また、筆圧なども検知できる優れもの。指紋もベタベタ付かないので、画面も綺麗なままの状態を保てます。
イラストを描くことを想定していなくても、Apple Pencilで操作することに慣れてしまうと、その快適さから離れられなくなります。
画像編集や動画編集もラクラク

最近はiPadで画像や動画の編集をする人がとても増えてきています。理由は、今までパソコンにしか対応していなかったソフトなどがiPadに対応するように変わってきているからです。また、キーボードやマウスにも対応したこともとても大きい要因です。
例えば、愛犬や愛猫などの動画を1本にまとめたり、その動画の中にBGMやサウンドエフェクトを付けたりと、簡単な編集から本格的な編集までiPadでできるようになっています。
iPhoneとiPadでYouTuberをしている人もいるくらい、iPadは高性能で出来ることの幅がとても広いです。
iPadで使えるBluetoothキーボードについてはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみたください。

iPhoneを失くしてしまったときの代替品として利用可能

「iPadでできることはiPhoneとほとんど同じ」ということは、iPhoneを万が一失くしてしまった時に、iPadがあれば大体のことがまかなえるということです。
また、Apple製品には「探す(旧 iPhoneを探す・友達を探す)」というアプリがあります。iPhoneを紛失してしまった際に、位置情報を利用してマップ上に表示できる機能のことです。もちろん、その逆も行えます。Apple IDとそのパスワードが分かれば、その位置情報を元に探すこともできるので、万が一の時の為の保険としてオススメです。
まとめ
いかがでしたか?簡単にまとめてみると、以下のようになります。
- スマホにはない大画面での快適操作
- 2台持ちによるバッテリーの延命
- 周辺機器との親和性バツグン
- iPhoneの代替品としても利用可能
iPadは「大きなiPhone、だけどパソコンほどでもない中途半端なもの」なんてことは決してありません。使い方次第でどんな姿にも化ける!そんなiPadの魅力が皆様に伝わっていたら幸いです。
画像引用元:Apple公式ページ